「相談」は、仕事ができる人の基本!ガンガン吸収して、レベルUPしていきましょう!
こんにちは!AOです。
仕事を進めていく上でこんな話をよく聞きます。
「仕事をもらったのは、いいけど、分からないことだらけだ。
上司、先輩も忙しそうにしてるし。。。どうしたらこの状況から抜け出せるだろうか」
そんなあなたに、私から提案です。
相談することを覚えて、苦しい状況から脱却しませんか?
この記事を読んでいただく事で相談することの効果がわかり、どうすればいいのかわからない状況から脱却できるようになります。
それでは、進めていきましょう!!
目次
1, 仕事上における相談の目的
あなたは相談する目的を意識していますか?
結論から申しますと、仕事における相談の目的は
抱えている問題・課題解決に向けての「方向性の確認」「ゴールの決定」になります。
組織で仕事を進める上で、一人で解決が難しい場面が必ず発生します。
そんな時、一人で抱え込まず、上司や先輩など、周囲の関係者に相談する事で、少しずつ解決に進める事が出来るようになります。
2, 相談する事で生まれるメリット
相談には、「問題解決」以外にも、メリットがありますので、3点ほど紹介します。
2-1, 相談中、解決策を思いつく
言葉でアウトプットする事で、自分の思考を客観視する事ができるようになる為なんだそうです。
課題解決方法を相談している最中に、「あ、これならいけるかも!」と急にひらめいた経験ってありませんでしたか?
人間は、自分の思考を自分の主観の角度から見ている場合がほとんどです。
言葉を発したり、明文化する事で、もう一人の自分が、別の角度から観察する事ができるようになります。
2-2, 考え方を変えられる
他人の意見を聞くことで、自分の偏った思考にメスをいれる事ができます。
自分が経験したことのない話や、自分にはない価値観、信念を聞かせてもらう事で、新たな考え方が身につき、色んな場面で柔軟な対応が可能になります。
2-3 周囲を巻き込んで仕事を進めることができる
相談をすることで、力を借りるだけでなく、一緒に作業を進めることが可能になります。
進め方がわからなくなったり、困ったことがおきてしまい、相談した際に、相手の承認欲求が満たされ、問題解決の手助けをしてくれるようになります。
一人で出せる結果なんて、たかが知れています。
協力者を増やして、成果を上げていきましょう!
簡単ですが以上3点が、相談をする事で生まれるメリットになります。
3, 相談を気持ちよく受けてもらえる為に心がけること
相談する事で生まれるメリットがわかった所で、いよいよ実践方法について、説明します。
以下の事を、最低限心がける事で、トラブルなく、相談を受けてもらうことができるようになります。
STEP1, 相談する時は、クローズドクエスチョンを!
相談相手の、回答までの負担を極限まで軽減できる為。
クローズドクエスチョンとは、「YES or NO」のみの回答を相手に要求するような質問方法です。
まずは、悪い例の紹介からいきます。
「この資料を作成する時の考え方を教えてほしいのですが、どうすればいいのでしょうか?」
このような質問の仕方は、極端な話、別の言い方をすると
「考えた結果を、全部教えてください」
と、言っているようなものです。
完全に思考停止し、相談相手に答えを出すよう丸投げしている状態です。
このような相談を受けた相手は、真剣に考えてくれる事はないでしょう。
次にいい例
・「この資料を作成する時の考え方を教えてほしいのですが、これであっていますか?」
・「このポイントを表現するのに、こうしようと思うのですが、よろしいですか?」
以上のように回答の出だしが『YES or NO』になるように質問をすれば、相談を受ける側の、考える負担が軽減されます。
相談する相手にも、有限な時間があります。
出来る限り相手の思考力と時間を奪わないよう、できる限り配慮してあげてください。
ちなみに私は新人の頃、先輩に声をかけた後、質問の内容を整理し始めた事があり
「ちゃんと事前に聞きたい事をまとめてから聞きに来い!」
と、怒られたことがあります。
今思えば、ありえませんよね。。。笑
STEP2, 相談に行くときには必ず事前に確認を取ってから!
相手の都合を見計らって相談する事で、一緒に考えてもらえる可能性が高くなります。
相談したい相手も、仕事をしています。
自分の都合の為だけに存在しているわけではないので、配慮が必要です。
相談したい時には、相手の手が止まっている時を見計らって
「○○さん、○○の件で、相談したいのですが、5分ほどお時間よろしいでしょうか」
のように聞くと効果的です。
ここで、重要なポイントが3点ほどあります。
- 名前をまず呼ぶ
- 要件を伝える
- 相談にかかる目安時間を伝える (想像でOK)
最低限、以上3点を心がけましょう。
以下は私が勤める会社で実際見た光景なのですが
相手への配慮が苦手で、直球型な(要は空気読めない)Aさんと、作業に集中している時に邪魔されるのを極端に嫌うBさんで、以下のようなやり取りがありました。
Bさんが、耳栓をして、鬼のような形相でパソコンでタイピングしているところに
A「ちょっと、この件なんだけど、こっちに必要な情報が書かれて・・・」
B「今俺が何してるのか、わからないのか!?俺と話したいんならちゃんと予約してから来い!」
と怒鳴っていました。
磁石のN極同士を向かい合わせた時並みに、反発するタイプの2人のやりとりを見て
「予約って・・・」
と笑ってしまいましたが
「確かに話しかける時は最低限相手に配慮しないといけないな」
と、強く感じました。
※この二人、当時「42歳」です。
STEP3, 普段の態度に気をつけないと、いざという時助けてもらえない
ここにきて精神論のような話になりますが、普段からいい加減に仕事に取り組んでいると、信頼関係が築かれず、相手にしてもらいにくいです。
相談相手が上司やチームメイトの場合、失敗されては困るので、「仕事が成功するまでの指示」をもらう事はできるかもしれませんが、「成長につながるアドバイス」はもらえないでしょう。
相談とは、相手の思考を取り込む行為でもあります。
普段から、信頼関係をしっかり築いて、色んな人の知識を自分の物にしていきましょう。
実際に、どんなに若くて、見かけがチャラチャラしてても
「仕事を完遂させる!」
という強い信念を感じる人には、周囲は協力してくれます。
逆に、「自分の分野だけ適当に終わらせて、他の人なんて知らない」なんていう態度で普段から仕事に取り組んでいる人には、協力は得にくいです。
ちなみに私は若いころ、よく色んな人に
「お前見た目はチャラチャラして、いい加減に見えるけど、意外に真面目なんだな」
と言われていました。
ほめてくれているのか、わからない表現ですよね。笑
4, これだけはやめよう!相手を困らせてしまう相談
私の過去の経験談より、「これをやってしまうと、100% 相手に迷惑になってしまう相談の持ち掛け方」を紹介します。
それはずばり「何を相談したいのか、明確にしてないまま、話しかける」事です。
「こころがける事 STEP1」でも、簡単に説明しましたが相談を受ける側は「時間を奪われる」事になります。
上司、チームメイトに勢いよく
「あっ!すみません!ちょっといいですか!?」
と呼び止めて、要件を聞かれてから
「え~と、ちょっと待って下さいね~。え~っと・・・さっき部長が言っていた件なんですけど、、、あ~ちょっと待ってくださいね。確か・・・」
と、手帳を見ながら確認を始めたり、顎に手をかけて自分の頭上を見つめながら、思い付きで質問を考え始めました。
あなたならどう思いますか?
特に急ぎの仕事もなく、普段から深い関係を築けている後輩なら100歩譲って笑えますが
忙しかったり、そこまで関係が深くない関係の後輩がそのような所作を取ってきたら・・・
「暇じゃないんだよ!!早くしてくれ!!!」
と、言いたくなるのではないでしょうか。
私はそのような場面を後輩や部下が作ってきた場合、喉元ギリギリまで出てきている暴言を吐きださないように、自分の理性と戦っています。
相談する前に、極限まで聞きたいことを絞り込んで、声をかけるように気を付けましょう。
5, 終わりに
社会人になると、「報(ほう)・連(れん)・相(そう)」という言葉を耳にする機会も増えてくることと思います。
「報告・連絡・相談」の省略した言い方です。
仕事の基本となる「報・連・相」の中でも一番重要なのが「相談」になるといわれています。
なぜなら、仕事の成果につながるだけでなく、人の思考を吸収する事で、個人的なスキルレベルUPに一番効果的と言われている事からです。
この機会にぜひ、「相談」について、理解を深めていただき、今後もレベルアップしていってください!
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